国宝松本城の耐震診断結果と乾小天守公開制限のお知らせ
松本市では、来場者の安全確保と文化財的価値の維持を目的として、
文化庁の重要文化財(建造物)耐震診断指針に基づき、国宝松本城天守の耐震診断を実施しました。
診断の結果、『大地震時の倒壊危険性及び中地震時の非倒壊』と判定され、
松本城天守の一部は震度6強から7の大地震動時の耐震性能が不足していることが判明いたしました。
なかでも、乾小天守は大地震動時に倒壊する判定となっていることから、
入場制限を平成29年7月15日(土)から実施します。
松本市は耐震対策や避難誘導計画の策定等に取り組んでいますが、工事完了までには
数年間の期間が必要となる状況です。
天守へ入場される皆様におかれましては、こうした状況及び重要文化財としての特性等をご理解の
うえご入場いただくとともに、地震発生時には、係員の指示に従い、落ち着いて行動して
いただきますようお願いいたします。