国宝松本城 天守石垣の耐震診断結果のお知らせ

平成26年度から平成28年度に実施した天守構造物の耐震診断では、おおむね震度6強から7の大地震動時の耐震性能が不足していることが判明し、乾小天守の入場制限及び天守への入場者制限のため、警備、避難誘導員の配置等を実施しています。
令和2年度から令和3年度に実施した石垣の耐震調査では、大地震動時(震度6強~7)に「はらみ出し」や「落石」が生じる可能性が判明しました。

そこで、当面の安全対策として、安全確保のための柵は、石垣との間隔を広げるよう設置し、警備誘導員による誘導を引き続き行います。
天守へご入場される皆様におかれましては、こうした状況及び重要文化財としての特性等をご理解のうえご入場いただくとともに、地震発生時には、係員の指示に従い、落ち着いて行動していただきますようお願いいたします。

松本市教育委員会 文化財課城郭整備担当