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城下町松本を知ろう

維新前の松本城下町『松本市史』(昭和8年版)付図 ※クリックで拡大

松本の城下町は南北に長く広がっています。中部を流れる女鳥羽川が町を南北に区画して、北部に城郭と武家住宅地、南部に町人が居住する町があります。町人の居住区域は善光寺街道に沿って広がり、「親町三町、枝町十町、二十四小路」と呼ばれています。その外側、東から南にかけては寺社を配置し、有事の際の防御空間としてあります。

城下町のメイン道路は南北に通る善光寺街道(北国西街道)です。そこに東は山辺からの道、西は飛騨からの道(野麦道)、糸魚川からの道がつながっています。

城下町の入口には石川氏によって十王堂をおいて町の入口を守ったといわれ、そこには十王や地蔵がまつられています。

城下町は北・南・東へ広がりをみせましたが、西側へは広がっていきませんでした。